反抗期。それは、早い子ならば小学校高学年から、中学、高校とやってくる本人ですらよくわからないイライラを抱え、家族も巻き込んでいく成長過程の一つ。子もストレスを抱えるが、親のストレスだって半端ないのだ。
反抗の仕方も子供それぞれ
メリーのところには男子が3人いますが、やっぱりそれぞれ違いがあります。次男の反抗期を今見ていると、長男の反抗期なんてまだかわいらしかった、とさえ思います。小さいころなにかと癇癪もちだった長男よりも、おっとりだけどしっかり者の次男のほうがとてもキツイのです。メリーめげそう。
長男は口喧嘩になって言い返してきても、最後には悔し泣きしたりして自分の気持ちをうまく伝えられないもどかさにイライラしているように感じました。
次男は、ひとつ言ったら10倍返してきます。大きな声で負けるものかとばかりに言い負かしてきます。納得しなかったり、消化できなかったらものにあたり、しまいには三男に当たり散らすので厄介です。メリーの家の壁にはしっかりと穴が開きました。
しつこいというか、とても面倒くさいタイプです。メリーもとてもイライラします。反抗期を経てすっかり落ち着いた長男は次男に腹が立っても言い返されても、事を荒立てるのは得策ではないとばかりにじっとこらえています。メリー感心。
三男はまだ反抗期には入っていませんが、たぶんしゃべってくれなさそうな予感がします。
反抗期の理由にはホルモンバランスの変化などいろいろ言われていますが、そんなことはわかっていますしどうでもいいんです。メリーにもありましたから。ただ、今が辛い。
親の対応で子も変わる?
実は何を隠そうこのメリー、長男の時は反抗など許すまじ、の精神で長男の反抗をねじ伏せていました。最低です。それもあって長男は悔し泣きしていたのかもしれません。本当に申し訳ない。
ただ、その時から思っていたのは、
「疲れる・・・」
ということでした。息子のやることなすこと腹が立つし、目につくし。生意気なこといっちょまえに言ってくるわりに、なんにも出来てないし。でも、反抗期の頃にきちんということ聞いておかたずけもして、素直に返事してくれる子などほぼほぼいないというのに、メリーはわかってなかったですね。
ということもあり、メリー自身がここ何年かでマインドが変化したことも重なり、現在絶賛反抗期中の次男には、怒鳴ったりいちいち怒ったり、指摘したり、小言を言ったりしないようにしています。
つまりは、見守る、ある程度は放っておく、というものです。そしてそれはそれで、
「疲れる・・・」
のであります。結局反抗期はどうしたって疲れるということはわかりました。
この疲れは、なんというかメリーも言いたいことを飲み込んで我慢したり、言い方を変えたり、とにかく耐えている状態でいるのがとても疲れるのです。敷きっぱなしの布団。見るも無残な洋服が散乱する部屋。部活で使った汚れた衣類や脱いだ靴下。砂だらけのシューズと、玄関の大量の砂。いつのかわからない水筒。お菓子のごみ、カス。敷きっぱなしの布団に敷かれてる大量の男子の好きなカード。しまいには使い捨ての使用済みコンタクトレンズがあちらこちらに落ちています(まるでマーキング)。
これらをみていたら誰でも小言を言いたくなります。メリーもです。実際長男の時は毎日ではないものの目に余るときなどはきつく言っていました。あまりかわらなかったけれど・・。
でもひとつわかったことがあります。それは、
親の対応一つで子も変わる
ということです。
長男の時、メリーはとにかく怒りまくっていました。彼にイライラしていましたし、彼もメリーにイライライしていました。そして、会話こそあるものの長男はメリーの言うことに対して何一つ納得はできなかったようです。どうせ何言っても反対されるから、と人の話に聞く耳をもたなかったんです。だから、メリーと長男の間には見えないけど分厚い壁があるような感じでした。これは完全にメリーが悪いです。
反対に次男は、激しい反抗期ではありますがそこまで分厚い壁は感じられません。これはあくまでメリーの体感ですのでうまく言葉にできませんが、メリーの話をまだ自分の中に取り込んでくれている感じがします。性格、と言われるとそこまでなのですが長男と次男の反抗期に対するメリーの態度は全く違いますので、それも少なからず影響があるのではないかな、と思うわけなのです。
結局親が試されている
子育ては本当に大変で、正解などありませんからみなそれぞれに悩みが尽きないのですが、時々思うのです。子育てを通して自分が成長しているような気がするのです。考え方だって見るものだって変わるし、子供はいつまでも小さいままではないから、その都度その都度親の対応や悩みも変わってくる。それって親が子供に教わっているのとおなじですよね。メリーも改めて気づかされます。
親である自分たちが子供たちに挑戦状を突き付けられてそれに右往左往している
そんな風に思ったりするメリーです。そしていまだに右往左往しているメリーです。
親も人、子も人である
人である以上、失敗もするし間違いもおかします。でも、子育ては失敗してはいけない、なんて思ったりしませんか?メリーはずっと思っています。でも、失敗だらけでした。間違ってばかり。
だけど、過去の失敗を経て今のメリーがいます。その失敗がなかったら今のマインドのメリーはいません。立派な人間ではありませんが、昔に比べたらだいぶマシなったと思います。それも、子供たちのおかげのところもあるでしょう。親も人ですから完璧じゃあない。反対に子も人ですから、そんないい子ちゃんなわけじゃあない。それでいいと思うんです。子供たちだって、わかっているはずです。うまく言えないだけです。
だって、メリーもみんなも今となれば当時のことちゃんと言葉にして話せますものね。
今はのんびり子供たちの反抗期を眺めながら成長を楽しみにして過ごせればいいと思います。
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